著者: DHH 公開日:
Omarchy Mを発表
Appleは素晴らしいハードウェアを作る。昔からずっとそうだ(あのバタフライキーボードの一件を除けば)。そしてOmarchyにやって来る人の多くはMacからの乗り換え組だ。その多くが「マシンはそのままに、OSだけ入れ替えたい」と思っている。だからAsahiが始めたことを私たちが仕上げる:Apple Silicon上でOmarchyを美しく動作させ、セットアップの手間は最小限に。
この取り組みにはすでにチームがいる。今日、それを正式なものにする:Omarchy M、Apple Silicon搭載Macのためのチームだ(古いMacを支え続けるメンバーも数名含めて)。
メンバーを紹介しよう。
インストーラー。 Marcelo Alcantara がネイティブMacインストーラーを開発中だ。macOS上でアプリをダウンロードすると、署名済みOmarchyリリースを取得し、パーティションを切り分け、既存のmacOSと並んでOmarchyを起動してくれる。USBメモリも、ターミナルでのおまじないも不要だ。USB-C経由で外部モニターを点灯させたビルドを作ったのも彼だ。
Omarchy Mac。 Naeem Malik がOmarchy Mac を1年間メンテナンスし、まだ正式になるずっと前からOmarchyをM1とM2マシンに載せ、800人超のDiscordコミュニティを育ててきた。Scott Jones はそのプロジェクトのLinux側インストールを担うもう一人の立役者だ。最近ではM3 AirのディスプレイをAppleのハードウェア・ディスプレイ・コントローラー上で動作させ、一晩でそのマシンを使い物にならない状態から使える状態にした。
Try Omarchy。 Eduardo Martinez が作ったTry Omarchy は、本物のOmarchyデスクトップがMac上でネイティブのハードウェア・アクセラレーション対応アプリとして動き、カメラ、オーディオ、クリップボード、共有フォルダーまでつながっている。パーティションを切る必要はない。ダウンロードすれば、何が話題なのかすぐに分かる。
パッケージ。 Shun Li がOmarchyに必要なすべてがaarch64パッケージとして存在するよう整備している。仮想マシン用の汎用ARM64ディスクイメージや、それを快適に使うためのゲストツールも含めて。
ドライバーとカーネル。 Ryan Murray がNeoの立ち上げと、チーム全体の土台作りを担っている。M4以降のチップ上でmacOSをトレース可能にするSPTMエミュレーターを開発中だ。そのトレースはディスプレイ、GPU、オーディオ、無線、Bluetoothを動かすために不可欠だ。Dj はGPUドライバーを書いており、Secure Enclaveと直接通信することでTouch IDを動作させた。Miguel Cruz はM5を専門とし、Apple独自のN1チップをリバースエンジニアリングしてLinux上でWi-FiとBluetoothを動かした。Neo上での動画のハードウェアエンコード・デコード、Bluetooth、デスクトップ改善にも貢献している。Liam はNeoのトラックパッド、電源管理、スピーカー、ヘッドフォン出力を立ち上げ中で、RyanのmacOSトレースが重要な土台を提供している。Eryk Wieliczko はM4サポートとクリーンルーム実装をメンテナンスし、統合とパッケージングを担当している。Jaidip Subedi はM2 MacBook AirでのUSB-C経由外部ディスプレイを実現した。
MLX。 Joshua Warren が作っているmlx-omarchy は、AppleのMLX機械学習フレームワークをVulkan経由でApple GPU上のLinuxにもたらす。コードは相変わらず import mlx.core as mx のまま、でも今度はOmarchy上で動く。
古いMac。 Shawn Yeager は2016年と2017年のTouch Bar MacBook Pro向けに大量のプルリクエストを抱えている:スピーカー、Wi-Fi、環境光センサー、そしてTouch Bar自体。Randy はT2セキュリティチップをリバースエンジニアリングしてIntel MacにTouch IDをもたらそうとしており、その過程で2019 MacBook Pro向けのあらゆる修正を文書化している。Jon Kinney は1年前にOmarchyのARM対応にこつこつ取り組んでいた人物で、今はチーム全体の誰が何をやっているかの調整役だ。
総じて、恐るべき布陣だ。許可を待たなかった15人。エージェントを活用して、1年前なら馬鹿げていると思えたはずのペースで進んでいる。
最初のリリースの目標は、ProとMaxバリアントを含むM1とM2との完全な互換性だ:
- シームレスなインストーラー(インストールと試用の両オプション付き)
- 完全なGPUサポート
- USB-C経由の外部モニター
- Touch ID
- MLX
- ディスク暗号化
新しいマシンにも並行して取り組んでいるが、まず旗を立てるのはM1とM2だ。Mマシンに加えて、世の中には何百万台ものビンテージ・ラップトップがあり、その多くはすでにAppleの最新macOSの対象から外れている。そんな1台1台が、素晴らしいOmarchyマシンになる日を待っている。
始めるのに洗練されたリリースを待つ必要はない。Try Omarchy なら数分でMac上に本物のデスクトップが現れる。本気で行く覚悟ができたら、インストーラーが今日にでもM1やM2上にmacOSと並んでOmarchyを入れてくれる。
最後にお願いだ。Appleハードウェア向けLinuxに取り組んできた人、カーネルドライバーでも、ファームウェアでも、パッケージングでも、インストーラーでも、機械学習でも、ぜひ連絡してほしい。あなたが解いた問題を私たちがまだ追いかけている可能性は高いし、その逆もある。apple@omarchy.org まで連絡を。
Asahiが始めたことを仕上げよう。